Ristorante Fiorenza リストランテ フィオレンツァ
チーズの二次試験が東京で行われるのを理由に、チョコっと気になるお店を回ってきました。
毎月「りちぇった」という名前でかなり興味深いイタリア郷土料理の会食会が行われているお店。
今月はオリーブオイルの鑑定士でスローフード協会の活動を中心に食文化と味覚教育の専門家クリスティアーノ氏がお店に来店されることもありテーマは「オリオ・エクストラ・ヴェルジネ」オリーブオイルと料理の相性を楽しむメニューでした。
オリーブオイルの効用についてなぜ世界に広まっていったのか・・・その背景にはアメリカの医療費高騰等に伴うさまざまな問題があり、食文化の見直しが謳われ食文化の歴史の浅かったアメリカが世界の料理を調査し、「体にいい料理」として挙がってきたのが元禄時代の「日本の粗食」と「地中海料理」だったそうです。
2004年米国食品医薬品局(FDA)により「オリーブオイルが心臓病予防に効果があると認められ、商品ラベルにその効能を表記することを許可したことにより、一気に注目を浴びるようになったのです。
5種類のオリーブオイルとそれに合わせたお料理をいただいてきました。
まず前菜
ポルチーニとモツァレラチーズの2種のブルースケッタにシチリアのpiano grilloというオイルを合わせて。フレッシュでやわらかく、深み豊かなオイルがさりげなくマッチ。
実はこのオイルのエチケットをみて「あっ!」と驚いちゃいました。イタリアで出会ったオイルでした。
有機農法で「トンダ・イブレア」という品種から作られるオイル。手のひらサイズのこのオイル缶、「かわいいから」と空っぽになっても、引越しのたび捨てる?と迷いながらも旦那殿が日本に持ち帰ったものでした。日本でも瓶詰めのものが手に入るそうです。オイル缶でも入手できたらいいのになぁ。
スペルト小麦のスープ
合わせたのはリグーリアのPassoscioというオイル。スープにはスペルト小麦以外にインゲン豆や豚の皮が入っていました。アクセント的にオイルがきいています。
リグーリアの標高800mの場所でFagioli bianchi di Pignaというスローフード協会の
Presidio(プレシディオ:絶滅しかけた伝統食材の復興)に指定されている白いんげん豆の生産者の作るオイルです。品種はタジャスカ。
トルテッリ
トスカーナのラヴィオリです。中にはほうれん草とリコッタ!もちろんオイルもトスカーナ産。タンニンのつよいオイルにほうれん草の鉄分が上手く合うようになってるんですね。
久しぶりに喉越し「ツルリン」な詰め物パスタを頂き上機嫌。
メインは赤メバルのアクアパッツァにカンパーニャの「Hirpus」。
カンパーニャらしくポリフェノールたっぷりでそのまま味わうと喉の奥に辛みを感じるオイルもお料理に入ると、いいパンチ。
そしてみんなが「おー」と唸ったドルチェ、ビアンコマンジャーレとスイカのソルベにサルデーニャの「Sartos」。サルデーニャ語で「自然」という意味のサルトスは本当に言葉のまま。やさしくスルって口に入ってきて、遅れてルッコラのようなピリッと感がやってきます。これがデザートに見事にあい、爽やか。今NICOでもこのオイルを使ってますので、ぜひ試してみてね。
主婦には嬉しいリーズナブルなお値段で、シェフの内容の濃いいお話まで聞けて、骨太なお料理。お勧めのひと時です。ご一緒させていただいたナイスミドルカップルのお二人、楽しいひと時をありがとうございました。
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